14世紀に花開いたアルス・ノヴァは、現代の記譜法の直接の先祖ともいえる「音符の形と音の長さが対応する記譜法」。とはいえ、現代の楽譜とは違いまだまだコンテクストによって音の長短の判断が変わる部分も多く、また、リガチュールなど現代にはない連続した音符の筆記方法など覚えねばならないことも多くある。
このガイドではごく簡単に、マショーやデュファイといった作曲家の作品を読むうえで必要となるオーソドックスなフランス式アルス・ノヴァの記譜法規則をまとめた16ページのガイドとなっている。
アルス・ノヴァの楽譜と向き合うために必ず必要となる基礎知識のみを抜粋した内容なので、合わせて『アルス・ノヴァ写本譜例集』を購入し、実際の写本の読み解きにどのように活かされるのか見ることで理解を深めたい。(2017年発行)
アルス・ノヴァ記譜法基礎ガイド
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